江古田駅南口。
江古田は大学が多いからだろうか、飲食店が充実している。
平日の12時10分ぐらいに、つけ麺屋「長男、ほそのたかし」に行ってきた。
1回食べて美味かった記憶があった。
能條純一の漫画「ばりごく麺」の2巻でも、広東料理界の権威・李玄照が、孫の李玄武にこう語るシーンがある。
うまい料理とは
舌は忘れても
一度 口にした者の
脳裏に焼きついて離れない……！！
食べた者の人生に
一点の…
足跡を残す
料理のことだ！！
（引用元：ばりごく麺 2 [ 能條純一 ]）
そう、今回行く「長男、ほそのたかし」も、「なんか前行ったとき、美味かったよなぁ」という記憶が脳裏に残っていたゆえ、再訪問だ。
しかし、店内は既に満席。
案内されたので外で待つことに。
先頭の①番だったので、5分ほどで店内に案内された。
「お待たせしました。先頭2名様ご案内します」と、言葉遣いも丁寧だな～ラーメン屋なのに紳士的だね。
湯河原の「らぁ麺 飯田商店」を思い出す。
メニューは充実してるね。
製つけ麺（1200円）を注文。
料金が変わらない200gでいいか。
というのも、豚ステーキ丼（380円）を追加してしまったからね。
さすがに豚ステーキ丼なしなら、大盛か特盛ぐらいはいけるかもだが。
そしてあつもり（30円）にした。
さて、待ってる間にお店のこだわりを読む。
麺
当店の麺は栃木県の中沢製麺さんと開発した極太麺で、茹で時間に12分間頂いております。待つのが苦手な方もいらっしゃると思いますが、この茹で時間をかけて作るからこそ、他では味わえないもちもち感、噛むたびに広がる国産小麦100％の香ばしさ、つけ汁につけた時の一体感をどうぞお楽しみください。つけ汁
当店のつけ汁は国産鳥の胴ガラ、ゲンコツ、カシラ、豚足や厳選した数種の煮干し、サバ節を合計150キロ以上使用し、20時間火にかけて旨味を最大抽出し、完成までに3日をかけて仕上げる超濃厚豚骨魚介スープです。他では味わえない濃厚な豚の旨味、そこから広がる魚介の香り、スープの滑らかさをどうぞお楽しみください。
何々、茹でるのに時間がかかると。
いいじゃねえか、別に気にしないよ。
薬味
当店の美味しいつけ麺を更に美味しく召し上がっていただく為、3種類の薬味を用意させていただきました。お客様のお好みでお使いください。苦手なものは抜くこともできますので、遠慮なくお声がけください。
国産ネギ…お好みでスープに入れてお召し上がりください
梅カツオ…お好みで途中で、麺に乗せてそのままお召し上がり下さい。梅の酸味、塩味、その後にカツオの香りが広がります。
本日の気まぐれ薬味…つけ麺に合う薬味をその日の店主の気まぐれでご用意させていただきます。
お客様へのお願い
衛生上の観点から、使用した紙くずは後ろのゴミ箱に捨てていただくようご協力をお願い致します。
店内では懐メロも流れてる、いいね。
で、待っているとまずは豚ステーキ丼。
うん、肉は柔らかくて意外と淡泊だ、美味いね。
タレも甘くていい。バターの香りもしたな。
そして特製つけ麺。
食べる際に、薬味もつけてくれた。
「本日のお薬味です。国産ねぎ、ほぐし味玉、梅がつおです」というアナウンスをする店員さん。
ネギはスープに、梅がつおは麺に乗せる、ほぐし味玉はお好みで、と。
どうやら日によって薬味が違うのだろうか。
いざ実食。
あつもりの麺に、つけ汁をつけてすする…美味い！
2回目だけどな～やっぱりこの店、美味いんだよな。
あつもりにしても、水っぽくないし。
麺とスープもしっかり絡んでる。
なんでこんなに太麺のもちもちで加水率の高そうな麺なのに、スープとしっかり絡むんだろう…謎だな…と思ってたが。
その謎が1つ解けたぞ。
麺の表面に・・・こ、これは！
伝説の「龍鱗麺」じゃないか！？
麺の表面に、窪みのような傷が確認できる。
龍鱗麺とは、能條純一の漫画「ばりごく麺」に出てくる、ラーメンのスープと一体となる麺のことだ。
まずこの麺を生み出すには、湯切りが大事。
水蒸気も飛ばすぐらいに、麺から余計な水分を抜く。
湯切りはなお湯を切るだけじゃねえ！！
水蒸気を飛ばす！！
湯切りの良し悪しでラーメンの全てが決まるんだ！！
（引用元：ばりごく麺 1 [ 能條純一 ]）
だから麺とスープに一体感があるんだな。
龍鱗麺…秘技 湯切りを以て 麺に龍の鱗を刻む……！！ 龍は皆 鱗にいっぱいの湿り気を纏って天を行く…！！
（引用元：ばりごく麺 1 [ 能條純一 ]）
龍鱗麺はね…
湯切りを通じて
麺を均等に…
かすかに傷をつけ
…たとえて言うなら鱗みたいにね！！
…その凸凹に自らスープがたまっていくワケ！！
だから麺を口にすると同時にスープの味わいが
ぱーっと口に
拡がって…
ようするに麺とスープが
ガッチリ一体化！！
わかるでしょ！？
凄いってことが！！
この技を修得してるのは
私の知る限り
この世に唯一人…
（引用元：ばりごく麺 1 [ 能條純一 ]）
まさか江古田にこの技を使える職人がいるなんてね…そしてスープも、豚骨と魚介のいいとこをしっかりとって、喧嘩せずにバランスよく仕上がってる。
チャーシューも美味いぞ。
柔らかいのに脂っこくない、厚切りで食べ応えがある。
卵は燻製してるな～。
ほんのり、いい香りが漂う。
うまくて一気に食べた。
薬味も使ったが麺とスープが最高なので、文句無しだ。
龍鱗麺の秘技まで使えるんだ。
長男ほそのたかしには、家督を譲ってもよいだろう。
次は「みたらし醤油の油そば」ってのを食べてみよう。
＜採点＞
■長男、ほそのたかし
【住所】：〒176-0005 東京都練馬区旭丘１丁目６８−１２ 第四正道江古田ビル
一人でも入りやすい度：10
（カウンター席充実）
営業時間は以下。
平日昼は11時～14時50分ラストオーダー。
平日夜17時30分～21時ラストオーダー。
土日祝日は11時～20時ラストオーダー。
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豚バラ肉だろうか、でも脂っこくないし、豚ロースのような赤身の柔らかさも感じる。肉もいいけどソースもめちゃ美味い。夜のメニューも気になる。#大宮生姜焼き #大宮駅グルメ #大宮駅生姜焼き #生姜焼き #豚の生姜焼き / “大宮駅の西口で発見！「居酒屋けんちゃん」の生姜…” https://t.co/CjjkgTPFVg
— 令和の寅次郎 (@reiwatorajiro) April 1, 2023
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