さて、そろそろ関西空港に行かないといけない。
が、その目に晩飯を済ますか。空港は前にぼてぢゅう、で食べたけどな。
そういう、空港の中のグルメとかじゃなくてよ。
地元に根差した、野良の大阪を味わえるようなグルメを味わいたい。
そうだ、天下茶屋に行くか。
じゃりン子チエの舞台だったとか何とか。
なんばから、四ツ橋線に乗って、岸里で降りる。
岸里はきしのさとって読むんだってよ、知らんかった。岸里駅は天下茶屋駅も近い。
帰りは、南海の天下茶屋駅から関西空港駅に行けばいいだろう。
そして、向かったのは串カツ屋「陽吉」だ。

営業中だった。

食べログにもほとんど情報がないので、老舗の気配がする。
アクセスする行き方は、おそらく大阪メトロ四ツ橋線、岸里駅の3番出口が近いが。
南海電車(南海電気鉄道)の天下茶屋駅からでも、西出口からも行けるね。
さて、入店すると。
じいさんが出迎えてくれた。
メニューを拝見だ。

コース、12本があるみたいなので、それにするか。
飲み物は…

トマトJ、トマトジュースがある!あと水、だな。
あっ、炭水化物、親子丼も食べるぞ。
「すみません、注文お願いします。」というと。優しい声で「紙に書いてね~」と。

そうだよな、紙に書く方がよろし。
・トマトジュース
・水
・コース
・親子丼
と、書く。じいさんが準備。
奥にいるばあさんと何か話してるか?ばあさんも出てきて、手伝ってるのか?
と、じいさんが「ごめん、親子丼なかった…玉子丼ならできるんだけど」「あ、じゃあいいです、コースだけでお願いします」と、伝えた。
そして、串カツのコースがスタートだ。
綺麗なテーブルだよな。

タレは3種類、こだわりを感じる。

芽キャベツ、かわいいよな。

トマトジュースが来たぞ。

さて、まずはエビ。

うまい!
カラッと揚がってる、香ばしく心地よい香り。
不快な油の臭いじゃない、軽いラードの匂い。
美味しんぼ1巻「油の音」にも。
描かれていたように。
天プラは、人間の五感のすべてを駆使するきわめて高等な技術だ、眼も大事だが耳が大事だ。
タネのまわりを包む泡が、だんだん小さくなるにしたがって、泡のはじける音も高くなっていく……腕のいい職人は、その音の変化で丁度よい揚がり頃を判断しているんだ、無意識のうちにな!!
(引用元:美味しんぼ(1)[ 雁屋哲 ]p151)
天ぷらではなく串カツではあるが。
この陽吉の海老も、プツンと心地良い歯ごたえ、見た目は大ぶりではないが、大ぶりに感じた。

どっかで食った、衣だらけの海老天と大違い。
最小限の衣、素材の味が活きてる。
メシドラで、鈴木亮平と迫田孝也が出演した回でも。
♪ night light / 海蔵亮太
— メシドラ 〜兼近&真之介のグルメドライブ〜【公式】 (@meshidora_ntv) 2025年4月14日
♪ オーバーラン / Ivy to Fraudulent Game
♪ boo-boo / カラノア
♪ OSAKA CITY NIGHT / 1999s
♪ Run / Panorama Panama Town
♪ あと一歩 / カサリンチュ
♪ 大阪LOVER / Da-iCE pic.twitter.com/ZHCyEDJ1Fh
元かつ(げんかつ)って店が、紹介されてたけど。
ナレーションで「大阪には数多くの串カツ屋さんがありますが、生地・パン粉・油の配合はお店ごとに特徴が」「元カツさんの配合は企業秘密ではありますが。サクサク食感にこだわり、パン粉は細かいものを。そして、旨味が増すようにラード入りの油を使用」と、語ってたようにね。
串カツって、奥が深いんだよ。
イカ、やわらか、うめ~。

ソースの味もふしぎだ、甘すぎず何の味かわからないが美味い。

アスパラ、気になってたんだよ。
ベーコン巻かれて、アスパラベーコンになってて、デカいし。
美味そうだったから。

食べてみると…青臭さ、なし!

揚げたのに、生のような瑞々しさが、なんと、残ってるんだ。
アスパラの断面、ハート形じゃん💓

恋愛運アップ!
主張してこない甘味、旨味だろうか、何とも形容しがたい美味さ。
アスパラが美味しくて、揚がってない部分も食べちゃった。

淡い味、なのに美味しい、水分だろうか?
レンコンもそうだ。

そのまま食べても、味は淡白だけど、なぜか美味しい。

ラードの香ばしさかな?でも、ソースをつけてもいい。
淡白な野菜たちが、じいさんの火入れで、息を吹き返したかのようだ。
ウインナー&ブロッコリー、これも来るか。

美味しいな・・・。

お次は…何が来るか?
「今日は、はも(鱧)が入ってこなかったので、ホタテね。ポン酢がおすすめ」と。
そうか…食べてるみると。

あ、うまーい!

ポン酢で帆立の旨味が引き立ってる気がする。
いつも寿司とかで食べてる帆立よりも、味が強い。何本も食べたい気分だ。
そして玉ねぎ…も。

揚げることで、えぐみや苦味も飛んでる。

シャキッとした歯応え、心地いいぞ。
えのきベーコン。

「ポン酢がおすすめだよ」と大将。これは一番、驚いた。
隠し味にチーズか?ケースにもチーズがあったし。

といっても、雑に大量に使うのではない。
わからない程度に混ぜてある。
えのきとチーズが合わさると、これはさっき食べたホタテ?に似てるが。
質のいい貝のフライを食べたかのような…もどき料理のような衝撃。
えのき、ベーコン、チーズで、ここまで深い味を表現できるとは…。
恐るべし。
料理科学的なことを言うと、えのきのグアニル酸、ベーコンのイノシン酸、チーズのグルタミン酸が、掛け合わさってうまく相乗効果を発揮してるのかもな。
豚ロース、か?

脂が乗っててうまい。

ぎんなんも。

塩加減が絶妙。

餅…塩でいく。

フィニッシュ!

これで税込2000円…安いよ。
途中、紹介し忘れたネタもあったが、どれも絶品だ。
何度も板場に立って、串カツを揚げてきた大将の腕に感服。
元は魚屋?だったとか。
人情マガジン にしなり web版
いつもは何かしらケチ付けてしまう俺だが、今日は文句なしだ。
トマトジュースを流し込み、ごちそうさま。

こちらは領収書。

■串かつ 陽吉
<住所>:〒557-0052 大阪府大阪市西成区潮路1丁目9−19
<営業時間>
現在は休業中?食べログ情報によると。2024年3月5日、火曜日、18時過ぎなら食べることができた。
<採点>
・一人でも入りやすい度:10
カウンター席のみだったかな。

奥はこんな感じ。

・ファミリーで入りやすい度:6~8
広くはないけど、落ち着いた雰囲気…でももう、営業してないか…。
残念だ。親子丼、食べたかったなぁ。

商店街でマッサージ。店主、ヨットやってたのかな?

次はこの渋い店、行ってみるか。

