2023年3月中旬、日暮里駅にて。
「洋食でも食べたいなぁ」と思って。
グーグルで調べて、「Restaurant おっくす」というお店へ。
看板を見かけ、さっそく入店。
店内はレトロな雰囲気。
歴史を感じさせるね、いいねー老舗!
メニューを拝見。
おっ、「あらかわ満点メニュー」として選出されている「彩りステーキ丼」も気になるな。
レストラン オックス/荒川区公式サイト
ちなみにあらかわ満点メニューは、以下が詳しいね。
www.city.arakawa.tokyo.jp荒川区では食環境整備事業の1つとして、「あらかわ満点メニュー」「おうちde満点」を開発しています。
「あらかわ満点メニュー」は平成18年度から全国に先駆けてスタートし、「おうちde満点」は新型コロナウイルス感染症拡大による新しい生活様式に合わせたテイクアウトメニューとして令和2年度から開発が開始されました。
「荒川区食と健康のコンサルタント」である香川栄養学園理事長香川明夫氏の監修のもと、区内飲食店と女子栄養大学短期大学部と区が連携し、お店の味を生かした健康に配慮したメニューの開発を行い、栄養成分表示を表記して提供しています。
現在は区内飲食店51店舗で106メニューが販売されています。(令和4年10月29日現在)
いやしかし3月は、なぜかカツ丼にはまってたんだな。
茨城県の「日本蕎麦 一成 石岡店」のカツ丼が美味くて感動して、カツ丼モードになってたんだ。
solomeshi.netというわけで、カツ丼だ。
ちょうど光で見えにくくなってるが、メニューの1480円のところがカツ丼だよ。
まあまあの値段だよな…。
そして…何かサイドメニューも欲しいな。
豚しょうが焼きと鶏もも塩焼き…いや、肉と肉でかぶるよな。
あ、洋食といえばオムレツだよな。
朝霞台(北朝霞)でも食べたし。
iine-y.comカニオムレツにしよう。
980円。
さて、店内でちょうどWBCがやってたのよ。
だからホールのおっちゃんがチラチラ、テレビ観てた。
まあ別にいいんだけどね、確かにWBCは熱狂できるイベントだろうし。
だけど最近、「なんかプロじゃないなぁ」って思ったことがあって。
それはあるトンカツ屋の話なんだけど。
そのトンカツ屋にはテレビがあって、バラエティが放送されてた。
大将は「いらっしゃいませ」も言わない不愛想な感じで。
卵の高騰の影響だろうか、カツ丼を頼もうとしたら「今やってないです」と素っ気なく答える。
その言い方が少し気に障った。
かといって別に何も言わないけど、接客業として低姿勢に客に接する大将ではないんだなと。
まあでも味が美味ければ文句はない。
だけど、注文した特ロースかつ定食は、火が通りすぎて肉の柔らかさが失われていた。
肉の瑞々しさはあまりなく、脂も少ない肉なのだろうか、淡白な赤身の少し固いトンカツだった。
そしてその大将は、おもむろにテレビのリモコンをもち、チャンネルを変えてバラエティから巨人戦に変えた。
「ああ、この店は二度と来ることはないな」と、確信したね。
別にテレビを観てもいい。
だが、その中途半端な、ながら仕事をする様子を客に見せても気にしないその料理人としてのプロ意識の低さが、真剣みの無さが、料理に向き合う真摯さの欠如が、料理に悪影響を及ぼして、トンカツの固さに出てるんだよ。
WBCではなく、普通のセ・リーグのシーズン、巨人戦だよ。そんなの仕事中に見なくていいでしょ。大体、カツ丼やってないならなんでメニューから外さないのよ。丁寧じゃない。割り箸も短くてきれいに割れない安物だった。料理や客に真剣に向き合う誠意が無いと、美味い料理はできないねやっぱり。
オックスの話をしてるわけではないよ。
別の店の話だ。
オックスのレビューに戻るか。
カツ丼はまあまあ、美味い。
だが1480円は高いな…。
ダシのコク、もう少し強くてもいい。
玉ねぎも固さが少し残ってる。もっと飴色に炒めて、たまねぎの甘さを引き出してもいい気もする。
カニオムレツは満足だ。
蟹の風味があったのかは忘れたが、自分が苦手な生クリームたっぷりの重たいオムレツとは違って、旨味があふれる感じだった。
さすが洋食屋。
村上信夫(ムッシュ村上)の認定証(特別感謝状)もあるんだ。
豚しょうが焼き、鶏もも塩焼き、ステーキ…他の洋食メニューも気になるところ。
この店で次はステーキを食べたいな。
<採点>
■キッチン オックス
【住所】:〒116-0014 東京都荒川区東日暮里5丁目48−5
一人でも入りやすい度:10
(カウンター席無かったような。テーブルで1人で食べたけど、広い店内で昭和感もあって落ち着く)
カツ丼1480円とカニオムレツ980円で、合計は2460円だったねーなかなか使ったな…。
店内には古い本もあった。
お店の方の趣味かな、渋くていいチョイスだな~!
吉村昭の「落日の宴」、森敦の「百里を行く者」、宇野千代の「生きて行く私」、松本清張の「数の風景」、曽根綾子の「天上の青」か。「みんな年を取る」は作者名が見えないな。
そして津本陽の「下天は夢か」…か。織田信長を主人公とした歴史小説みたいだ。
下天は夢だったかもしれないが、自分にとってその夢はもう消えかかってるかもな…夢と思えるような期待感を失うと、もう夢じゃなくなるっていうのかな。
下天は、夢もない、起伏のない平坦な道のような平凡な日常だよ…それでも幸せが全くないわけでは、ないけれど。
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