ソロ活おっさんのアローン飯なび

結婚できない男の楽しみは「食」のみ!一人でも入りやすい飲食店情報をお届けします。

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田端駅北口から徒歩すぐ!刺身も寿司も伊豆グルメも味わえるお店「伊豆の漁師バル おためし屋」で珍しいイトヨリの煮魚に舌鼓!

あっちーな、本当。
早く夏が終わってほしいよと、昼飯を求め、東京というコンクリート砂漠 を彷徨う。
「さっぱり魚、刺身か寿司が食いてえ」と思って。
闇金ウシジマくん3巻にも出てたよな、「お刺身食べたいな」おばさん。

お刺身食べたいなァ……

(引用元:闇金ウシジマくん(3)[ 真鍋昌平 ]p42)

そんなわけで、自分も刺身が食べたくなり、その日は所用もあり田端駅に降り立つ。
「田端ナッシング」と揶揄されるように、山手線の駅で田端は本当に存在感がない。
また、歩いていても店が少ないなぁ、しかし坂はやたら多い気がする。
南口を出たせいか、くそおう。
出口を間違えて、ぐるりと駅を回った。

「もり一」という寿司屋の前に来たが。

ランチはやってないみたいなだ。
珍しいな。ランチ海鮮丼とかもないのかよ…強気だね。

さらに田端を練り歩く。
「だるまや食堂」という店があるが…。

うーん、刺身じゃないね。
おっ、見つけたぞ!
「伊豆の漁師バル おためし屋」、いいじゃない。

ランチの魚メニューも豊富だね、さっそく入店。

メニューを拝見。色々あるけど。
ランチメニューに絞るか。

お金もないから刺身ばんばん頼んでってわけにもいかないね。

日替りランチ、マグロユッケ、イトヨリ、サンマ…当初の予定とは違って刺身ではなく煮魚になるが。
珍しいイトヨリの定食を頼んでみよう。

注文し、待つこと10分ぐらいかな。来たぞ。

イトヨリのお味はどうだ・・・うまい!

淡白な白身魚で、のどぐろ似てる気もするが。
もちろん脂の乗ったのどぐろには及ばないけれど。
この淡白な魚を、甘味のコクが強い煮付け汁で、いい感じに味付けしてる。

骨が多いのが少し難点だが、深い海に生息しているみたいだから、水圧に負けないように強い骨が形成されたのかな。

うまいうまい、ご飯もすすむ…

否!

ご飯は…すすまない。

このお米…炊いたのいつだろう?

まあ13時前に入店したから、時間が経ってたのかもしれない。
固くはないが…やわらかくもない。
ふっくら感がしない。ご飯粒の甘味がない。
自分の舌がおかしいのか?

うーん、せっかく魚は美味しいのに、惜しい。
なぜか20代の頃を思い出した。

むかーしむかし、新宿三丁目伊勢丹の近くに、『白樺』というお店があった。
おとなの週末』か何かに掲載されてて、写真見てすごい美味そうだな~と思って、行ってみたんだ。
店は雑居ビルの地下1階にあって、中に入ると、ほんと汚い。
ラーメン屋ほどベトベトはしてないんだが、ジメジメして何かが腐った臭いがする。
まあそういう店でも俺は全然OKなんだけどね、やっぱ味。

映えだのモテることだとかのことしか考えてない野蛮人とは違い、俺は料理に味を求める。承認欲求や性欲の充足を目的化したりはしない。

あと「豚肉はコラーゲンが豊富」だの、「豚肉は眼精疲労にいい」だの、そういう話も好きじゃない。
豚食ってる自らの食生活を正当化しようとする風潮が気に食わねえ。
豚食ってるだけだろうが?

と、軽くミスチルのように秩序の無い現代に脳内ドロップキックした後、味の方なんだけど。
蒲焼風のタレ、柔らかいけどそこまで脂っこくない豚肉…!
肉厚も、吉野家松屋豚丼とかとは比べ物にならないぐらい、ぶ厚くて、ジューシー。
「なかなかやるねぇ」と思いきや…何じゃこりゃ~!?
とね、俺は顔を歪めたね。

そう、問題は“米”だった。
米が全然ダメだ。
せっかくの豚肉とタレの絡み合いを、米が台無しにしていた。
美味しんぼ9巻でも、あっただろう?


宇多:「ハンバーガーの命はやはり牛肉ですね。私は思い切りいい肉を使うぞ」
宇多:「玉ねぎもトマトも無農薬栽培の農家と契約しました」
山岡:「パンはどうするの?」
宇多:「昔からの知り合いの線からパン屋を紹介してもらいました」

とね、宇多はハンバーガーに使うバンズに、手を抜いちゃったの。
するとやっぱり、せっかく高級な牛肉を使っても、せっかく無農薬で新鮮な野菜を使っても、台無しになっちゃう。
海原雄山山岡士郎は、それに気付いた。

そういう当たり前のことを、なぜ、わからない?
豚丼屋の店長に対して、若くて尖っていた俺は、我慢できなくなった。
「こんなパサパサして、水分のない古くて冷えた米使って、客が納得すると思うのか?十勝の豚が、納得すると思うのか?何でアツアツでフワフワのゆめぴりかじゃないの?最高の豚なら、最高の米を絡ませろ!これじゃ、吉野家の方がマシだ!タイ米で無理やりおはぎ作った方がましだね!!」って、言おうかと思ったね(パンクブーブーの佐藤のように、実際は言わなかったけど)

あれ、何の話してたんだったか。
そう、イトヨリ定食の話だよ。
米をもっと美味しくしてくれれば、素晴らしい店だってことだ。

メニューも豊富そうだし。
料理長おまかせ膳、2500円で御膳が食べられる、いいねー。

お刺身盛り合わせもあるから、宴会にも向いている。

ドリンクやお酒のメニューも豊富だ。

あれ、グランドメニューに、丼ものや定食のメニューがあるぞ?

ということは、夜でも定食が食べられる可能性、あるね!
すばらしい。

マンボウ刺身なんてのもある、なつかしーなー。
尾鷲市だったかな、三重県で食べた覚えある。

伊豆北川産直送、ってことは、伊豆でもマンボウ獲れるのかー。

もちろん、握り寿司もある、いいね。

マコカレイの空揚、謎メニューだ、これは気になるな…。


伊豆稲取B級グルメも味わえるのか!

王道の金目鯛や伊勢海老もそろってる。

 

刺身の種類も、はんぱね~!

 

白えびのピザ、しらずのピザ、食べたい…。

とんかつとか生姜焼きもある、すごいね。

本当にメニューも豊富で、カウンター席もあるので。
また夜に来たいな。
OL客が食べていた唐揚げ定食も美味そうだった。

そして思ったけど、田端駅は自分に合ってるね。
この、陰気ではないけど、山手線で一番ホッとするローカル感というのかな。
ちょっと頑張れば、田端駅から尾久駅まで歩けるから。

マツコデラックス が言うように、上中里や尾久は、最後の聖地だ。

マツコ、疲れた30代が住むべき街に言及「本当に安住の地を求めているんだったら、尾久、上中里」 : スポーツ報知

hochi.news

変なプライドもなく、自然体で、まだ毒されてない。
またこの街でメシを食いに来るか。

■伊豆の漁師バル おためし屋
【住所】:東京都北区東田端1-13-9 ツインビル田端B 1F
・一人でも入りやすい度:10
(カウンター席で食べた。)
・ファミリーで入りやすい度:10
(店内広く、テーブル席なども多いので。食べログのページが「公式」に認定されていて、利用シーンの欄に「家族・子供と」の表示がされているので)

食べログの内観の写真

tabelog.com

営業時間はこちら。

ランチ、11時30分~14時30分、バルは17時~22時30分。

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