バナナマンのせっかくグルメ、というテレビ番組に。
鈴木亮平と黒木華が出ていた。
ドラマ「下剋上球児」のPRも兼ねてるんだろうね。
で、三重県伊勢市でグルメ探し。
地元の人に教えてもらったお店は「大阪屋」というお店。
海老フライキング2枚(単品) 5720円(税込)
うなぎ蒲焼 4290円(税込)
御造り盛合わせ 3300円~(税込)
とな。
庶民が行ける価格じゃねえな…映像を見る限り全部、食べきれそうだが、食べきったら1万円超えるじゃん。
「うなぎは好きな食べ物の5本の指に入ります」と鈴木亮平。
脂乗りがよく柔らかな身が特徴の愛知県産うなぎに、数種類の醤油をブレンドした自家製ダレを塗って。
じっくりと焼き上げて蒲焼が完成。
「関西の焼いただけのも大好きです」「蒸さないもんね、関西は」「弾力というか、そっちの美味しさ」「関東のうなぎどこで食べてもやわらかくて、どれだけフワフワするか勝負みたいなとこありますけど」と、真面目にレポートする鈴木亮平。
一方、黙って食べる黒木華。
いいコンビだなー。
お造りは三重県産アジ、カンパチ、メバチマグロ、アオリイカ、トロ…。
どれも美味そうだったけどね。
関東にもパリッと系あるだろうけどな。
まあそんなに詳しくないから、自分は青物横丁の「うなぎ 丸富」ぐらいしか、東京で食べられる関西風は知らないけどね。
そういえば最近、うなぎを食べてないな。
しかしめちゃくちゃ美味い鰻を、今年の3月下旬に食べたのを思い出した。
の鰻も、うまかったが。
その3店舗よりも個人的に好きかも。
その名は、浜松市の「ひつまぶし長楽」。
iine-y.comで、浜松のカフェを訪れた帰りに寄った。
三方原営業所のバス停から。
浜松駅に戻る。
浜松駅からひつまぶし長楽は、北口からアクセスするのが近いよ。
昼は掛川でラーメンを食べたので。
夜は無性に…ご飯ものが食べたくなって、長楽に行ったのよ。
ひつまぶし長楽の外観。
どうやらヒロミがアンバサダーみたいだね。
厳選生うなぎ使用
秘伝のタレを三度づけ
直焼き・関西風
魚沼産コシヒカリ
いいねー関西風うなぎ、外側パリッと、中はふわふわで、好きだよ。
店内に入り、メニューを拝見。
ひつまぶし御膳もあるけれど。
単品のひつまぶしでいいかな。
特上は5000円オーバーなので。
一匹使ってる「長」にしようか。
一品料理は無しでも大丈夫だね。
飲み物も特にいらないかな。
静岡の日本酒「花の舞」は、気になったけど。
「バナナやリンゴ、原料の米・麹の香りを感じます。主張しない甘さとこれを盛り立てる酸があり、はっきりとした旨味を醸し出します」
「雑味は少なく、山田錦由来の甘旨味を主体として、絶妙な全体のバランスを取っています。」
「後半に心地よい旨味を伴う苦味を感じさせ、日本酒らしい味わいとなっております。」
だって。下戸じゃなかったら飲んでみたいけどなぁ。
まあいいや、注文して、ひつまぶしを待つか。
先にうなぎボーンみたいなのが来た。
サクサクで、骨の不快な硬さもなく、香ばしくて美味しい。おかわりしたいぐらいだ。
そして待つこと12分~15分ぐらいだったかな、来たぞ。
いざ実食…あ、うまい!
こんがり焼かれた鰻、噛みしめるほどにジュワっと広がる鰻の脂の旨味と、自家製と思われるタレの甘味のマリアージュ…最高だった。
そう、鰻の美味しさを決めるには「自家製タレ」が重要になってくる。
将太の寿司5巻にもあったように、一朝一夕で美味しいタレを作るのは難しいんだよな。
だから歴史ある老舗の自家製ダレは美味い。
柴又で食べた天丼も、たれが最高だったように。
だが、ひつまぶし長楽は、老舗ではない、2019年に豊橋で創業したらしい新参者だ。
浜松・千歳町にひつまぶし専門店 名古屋名物ひつまぶしをウナギの街浜松に - 浜松経済新聞
にも関わらず、自分は名古屋のうな富士やいば昇よりも美味しいと思ってる。
特にそう思わせられたのは…帰り道だ。
JRの浜松駅方面に戻っていた際、遠鉄の新浜松駅近くで。
ふと、じわ~っと、さっき食べた鰻の甘味や旨味が込み上げてきたからよ。
「おーべいび~、Suddenly~♪」ってね、秦基博のスミレって唄にもあるけどな。
突然、美味しさがまた込み上げてきた。
それは、胸やけとかではい、後味がしつこいとは違う。
少し話が逸れるが、ジョブチューンの、ミツカンVS超一流和食料理人の回で。
ジョブチューン〜アノ職業のヒミツぶっちゃけます! - 番組表.Gガイド[放送局公式情報満載]
ミツカンでヒット商品をいくつも手掛けた、絶対味覚の持ち主、レジェンド山中という方が出ていた。
第5位の「濃厚鶏白湯 鍋つゆ」を、説明する際に。
味覚について、詳しく説明していた。
「弊社では口に入れる時の先味、咀嚼している時の中味、それから飲み込む前の後味、それから飲んだ後に戻ってくる余韻を味覚曲線と呼んでいて、鶏白湯ラーメンはどうしても先味の山が作りにくい」
と、言っていた。
レジェンドといえど料理人7人に対して、緊張していたんだろう。
たぶん後味は「飲み込む前」ではなく「飲み込んだ後」だ。
そんで、鶏白湯「ラーメン」ではなく、「鍋つゆ」ね。
言い間違いはさておき、この味覚曲線という考え方は面白い。
鶏白湯は、先味の山が作りにくい。
それを「生姜で山を作った」と、山中氏。
さらに「先味(口に入れる時)の鶏の肉質感、中味(咀嚼中)にくる鶏ダシ、後味(飲み込む時)のクリーミーさを、感じ取って頂けたら」「濃くなり過ぎたら締めまで行けないので、煮詰まったら煮詰まったなりに味覚曲線が壊れないように考えてます」と。クリーミーさを出している素材は企業秘密らしい。
結果は合格6、不合格1。
「むぎとろ・日本料理 黒やなぎ」の黒柳武志氏「最初生姜の香りが来て、鶏白湯の旨味、それからクリーミーさ、最後に油。人間の味覚、嗅覚はその順番になってるんですね。最初に香って味覚を感じて、そこを狙って作れたのがすばらしい」と絶賛。
「乃木坂 しん」の石田伸二氏「鶏白湯スープは塩の使い方ひとつで、塩味が立ってしまったりして。それって、入れる量というよりはどこで入れるかのタイミングで全然、変わってくると思います。旨味を引き出す為の必要なだけの塩を入れてるんだなと僕は感じました」と、同じく絶賛。
そう、以上の説明に参考にすると。
ひつまぶし長楽も、味覚曲線において、戻ってくる鰻の「余韻」が、最高なんだよな。心地良い余韻の後味…確か、コーヒー飲んだはずなのに。
この美味しさの持続性、それが、ひつまぶし長楽を評価する理由ね。
美味しさに歴史だとか老舗だとかは関係ないね。
最近も、銀座天一という老舗で漂白剤入りの水を提供する事件もあったし。
『銀座 天一』漂白剤入りの水を誤って提供し食中毒が発生。原因は「ピッチャーの取り違え」 | 飲食店ドットコム ジャーナル
また行きたいな、長楽。
お茶漬けにしても美味しかったけど。
個人的には、鰻の風味やタレの美味しさがしっかりと味わえるそのままか、薬味のみ、が好きかな。
次は「長楽丼」ってのを食べてみたい。
ヒロミがアンバサダーになる店だ、さすが。
芋アイスも食べればよかったかな、美味しそう。
トイレの雰囲気もよかったんだよ。
縁起のいいおかめ、ひょっとこ、だるまの絵が入った色紙を掛け軸に貼って飾ってる感じ、好きだな。
お手洗いにあった洗面台、水の出方が超カッコいい。
■ひつまぶし 長楽 浜松店
【住所】:〒430-0934 静岡県浜松市中区千歳町102−2
【営業時間】:11時~ラスト。ホームページに記載があった。
ホーム|ひつまぶし長楽 浜松店 / 浜松店 / うなぎ
土日・祝日は通し営業らしいよ。
<採点>
・一人でも入りやすい 度:10
(カウンター席あり)
・ファミリーで入りやすい 度:10
(テーブル席もある落ち着いた雰囲気)
写真|ひつまぶし長楽 浜松店 / 浜松店 / うなぎ
食べログの利用シーンにも「家族・子供と」が表示され、子供可と記載があるので。
tabelog.comちなみに食べログ3.09は違うな….。
間違いなく、3.6以上ある名店級の美味さだった。
おまけ。浜松市内の気になった飲食店の写真。
【アローン飯なび更新中!地図からおひとり様でも行きやすいグルメ情報が検索できます】
<最近アローン飯なびに追加したお店>
「うな富士」の口コミを追加。
#うな富士 はやっぱり美味しいね。土曜日だったけど、GW前の4月で、20時前のギリギリだったから行列に並ばずに済んだのかも。青うなぎも食べてみたいな―。#名古屋ひつまぶし #ひつまぶし #昭和区グルメ #名古屋うなぎ / “名古屋市ひつまぶしの名店『炭焼 うな富士 本店』は…” https://t.co/FUYrDEwjSh
— 令和の寅次郎 (@reiwatorajiro) December 9, 2023
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