ある冬の日、いつものように配達の仕事をしていた。
ピークタイムに備えるのと、寒さをしのぐため、光ヶ丘でラーメンを食べることにした。
青葉、があった。
懐かしいな。
昔、俺が大学生だった2000年代後半かな、食べて美味しかった気がする。
魚介と豚骨のWスープを合わせた元祖的なお店で。それはwikipediaに載るほどで。ラーメン史に残る、ラーメン界のパイオニア的存在だったね。
東京ラーメンと九州ラーメンをブレンドした「ダブルスープ」を使用することで独特な味を実現している。東京ラーメンの淡泊だが風味の強い和風だしと、九州ラーメンのニオイや脂が強すぎるが濃厚なコクのあるスープ、それぞれの長所を引き立てるため、九州ラーメンのトンコツ、鶏ガラなどの動物系スープから脂を取り除き、東京ラーメンの濃い、かつお節、さば節、煮干しといった魚系の和風スープを合わせている。また、トンコツ、鶏ガラを多く使用するため、一般のラーメンの約3倍のゼラチン質が含まれ、脂分や塩分を控えながらも濃厚な味わいのもととなっている。塩分は、一般のラーメンの約3分の2しか含まれていないとされる。
久しぶりに食うべ、ってことで入店。
自分が行った光ヶ丘IMA店だけどね。
アクセスする行き方は、都営大江戸線の光ヶ丘駅のA5出口を出てすぐという感じだね。
店先にはおしながき、が。
店内に入り、券売機のメニューを拝見。
シンプルで潔いメニューだね。
特製中華そば、を注文だ。
いざ実食。
まずはスープ…うまい!
煮干し・鯖・鰹から取った和風ダシと、豚骨・鶏ガラなどの動物系白湯スープ…Wスープの元祖と呼ばれてるらしいが。
否!
うまいけど、ちょっと薄いな…コクが、弱い。
あっさりともいえるのかもだけどよ。
豚骨の臭みだとか、クセはないし。
確かにWスープで旨味は増してる感じはするが。
例えば、ラーメン発見伝19巻にあるように、あっさり系ラーメンのコクを補うために。
香味油や煮干し油を利用するとかね。
あと、スープの表面には、煮干しを揚げて作った香味油を30ccほど浮かせててね。
強烈な魚介風味とコッテリ感はそこに起因してる。
(引用元:ラーメン発見伝(19) [ 久部緑郎 ]p127)
いや、逆に油に頼らないからこそいいってのもある。
現にスープは、透き通って綺麗だ。
だけど綺麗なスープだからって、旨いわけじゃねえからな。
油がないがゆえに、麺絡みを担うには、スープの力が要るが。
そのスープもあっさりのため、麺と絡まない。
が、麺は少しちぢれがあるゆえ、スープ絡みはまずまずに達してるか…。
麺自体は美味しいが、スープがあっさりゆえ、もっと麺にはスープと絡みやすくする工夫がいるな。
同じ和風テイストであっさりのラーメンだと、埼玉県蓮田市の「ひのでや」を思い浮かべたが。
solomeshi.netこちらの店の方が麺とスープの絡みがよかった。
おそらくひのでやの方が少し麺が細いゆえ、スープの水分が麺の奥にまで浸透しやすいんだろうな。
スープ単体で飲んだら美味しいが、しかし水分を含む麺と一緒に、つまりラーメンとして食べると。
やはりパンチ不足は否めない。
柚子唐辛子をサービスでくれたが、量が少なすぎるなぁ、これで味を強化することは難しい。
だから埼玉県久喜市で食べた、青葉インスパイア系と言われる「らーめん さくら」の方が美味しい。
より縮れた麺を使用して、スープ絡みもよくしているし。
油脂を効果的に使って、スープ自体のコクが向上してる。
「青は藍より出でて藍より青し」って感じだな。
いや、というか別に外野が「青葉インスパイア系だ~」って言ってるだけで、さくらは別に、そんな気はなかったのかもしれないね。
老舗に胡坐をかいて、味の進化を諦めていないだろうか!?
ラーメンおたくはチェックしてる、厳しいぞ。
明日からスープの改善だ!
と、俺はそう感じたが。
油脂とかあまり浮いてない、あっさりラーメンが好きな人には好まれる味かもね。
俺的には、まずくはないが、そこまで美味しくないという感じの一杯であった。
こちらは領収書。
ごちそうさまでした。
■中華そば 中野 青葉 光が丘IMA南店
【住所】:〒179-0072 東京都練馬区光が丘3丁目9−2 IMA南館 1F
<採点>
・一人でも入りやすい 度:10
(カウンター席のみだったような)
・ファミリーで入りやすい 度:4~6
(1階だけどテーブル席とかはなかったような、カウンター席のみだし、お子様メニューも見当たらないので)
次はつけめんを食べてみよう。
周辺には駐輪場がたくさん。
大きいLIVIN(リヴィン)があるから。
リヴィン光が丘店 - 店舗詳細 | SEIYU
駐車場も豊富だね。
【アローン飯なび更新中!地図からおひとり様でも行きやすいグルメ情報が検索できます】
<最近アローン飯なびに追加したお店>
スシローの「蛤醤油ラーメン」のレビューを追加。
#スシロー でむぎとオリーブ監修の #蛤醤油ラーメン を食べる。しじみ醤油ラーメンの時も思ったが中太麺があまりスープを吸ってない。繊細で粘度がそこまで高くない貝出汁系のスープを麺に吸わせる工夫が欲しいところ / “むぎとオリーブが監修したスシローの「蛤醤油ラーメ…” https://t.co/Hbh6JQ6zcp
— 令和の寅次郎 (@reiwatorajiro) June 26, 2024
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