配達の仕事中、夜のピークタイムの前に。
腹ごしらえのため、中華料理店「かめのお」へ。
アクセスする行き方は。
西武新宿線の急行停車駅、鷺ノ宮駅の北口から徒歩すぐだよ。
17時に入店、1番乗りかな？
テーブル席に座ると、続々とお客さんが入ってきた。
15分後ぐらいには店内はほぼ埋まった、人気店なんだね。
行列に並ばずに済んでよかったよ。
メニューを拝見。
まずはドリンクよ。
すごい、地酒が豊富なんだね。
ドラゴンハイボール？
どんな味がするんだろう…あ～、下戸じゃなければ飲んでみたいね。
前菜メニュー、飲み物と一緒に出せるんだって。
カブの甘酢漬け、ばーさんが好きなやつだ。
揚げクルミ、100円で安いよな。
さて、料理メニューを見ていこう。
あ、豚肉・木耳・玉子の炒めがある、俺はこれ好きなんだよ。
ムースーローってやつだな。
まあホイコーロー（回鍋肉）とチンジャオロースー（青椒肉絲）の方が、アピールされてたけど。
む、麻婆豆腐が三種類ある？
白麻婆豆腐か、塩味ね。
源烹輪（げんぽうりん）って店で塩麻婆豆腐を食ったが、美味かったなぁ。
solomeshi.netおつまみ系、ミニユーリンチーとかあるのは、一人客にありがたい。
ご飯ものはいるでしょう！
餃子も欲しい…どうしよう…。
九条ネギのカニ玉！
アピールしてるね、この店の自信作なのか？
鶏の葱生姜ダレ、この写真からもうわかる、めっちゃ美味そうだわ。
麻婆豆腐の、豆腐の角がピンとした感じ、これいい豆腐だわ。
あ～迷うな。
クチコミで酢豚が美味しい、ってのを見たから、やっぱ「酢豚」を食っておこう。
あとやっぱりチャーハン、は食べたいな。
一番上にあった「青唐辛子とガーリックとチャーシューのチャーハン」にしよう。
おつまみも充実してるので、ニラ玉も追加だ。
というかメニューがどれも安い。
それも人気の理由の一つかもな。
さて、きたぞ。
酢豚から行くか…
うん、うまい！
甘酸っぱいソースに包まれて、柔らかい豚肉、臭みも無いし、美味しいね。
これだけ柔らかいのはなぜだろうか。
周りの野菜も食べてみるか。
な、山芋があるな。
これか…シャクっと、食べてみると…。
山芋のA.T.フィールド、全開や～！
ってね。
なるほど、これが豚肉の柔らかさを実現していたのだろう。
いわばジアスターゼだ。
華麗なる食卓33巻（p49）や。
美味しんぼ72巻にも出てくるやつ。
ヤマイモは、消化酵素ジアスターゼが大量に含まれていて、一緒に食べたものの消化も助ける。だいたい、生で食べられる芋が、ヤマイモの他にありますか？
（引用元：美味しんぼ（72）[ 雁屋哲 ]p162）
蛋白質を分解して身を柔らかくする酵素。
唐苑の酢豚も、山芋が入ってたよな。
また、ナガイモ、イチョウイモ、ツクネイモ…など、ヤマイモには種類がたくさんあるみたいだ。
酢豚のメイン、豚肉はやっぱり。
なかなか、ねりコレ（練馬のおすすめ商品コレクション）にも選出されている唐苑の酢豚を上回る酢豚は見つからないんだけどね。
やっぱり唐苑の酢豚は、単に柔らかいだけではなくて。
大きくて食べ応えがあり、ほどよく脂身もあり。
それを、黒酢の甘味と酸味がしっかりと、しつこさを抑えて美味しく仕上がってる感じだからな。
カリッと香ばしく揚げられた衣は、噛むとサクッとした食感もある。
そのため正直、唐苑ほどの感動はないが。
だけど美味いぞ。
また、山芋に関しては、かめのおの方が美味しいかもな。
コクが違う。
唐苑の山芋は、豚肉を柔らかくするために利用されている感じで、山芋自体はあんまり味がせず、酢豚のソースに負けている感じもあるが。
かめのおの山芋は、芋の独特の風味が来る。
いいぞ、ではチャーハンはどうだ。
うーん、ちょっとこれは弱いか。
パラパラして、炒め方は上手だ。
だが、油が少ない。
以前、油が多すぎるチャーハンに物申したことがあったけど。
逆に、油が少なすぎて物足りないケースだ。
浜田チャーハンが絶賛されたのも。
ラード（豚脂）の力もあるからな。
チャーシューもこんなに細切れにすると、肉汁が流出してしまっているのではないか？
あっさりしすぎて、味が淡白すぎる。
おかずには合うかもだけど、だったら白飯を頼むだろうし。
チャーシュー炒飯なら、もっとチャーシューの脂を活かしてほしいと思うな。
で、ニラ玉。
これうまい！ふわふわで、柔らかい！！
もしや生クリーム使ってるか？
乳製品は、調味料として「コク」を増す作用もあるが、逆に素材の味をまろかにしすぎてしまう「雑味」になることもあるからね。
使ってるかもしれないが、しかし、それを感じさせない。
うまいなー。
なんとなく人気がある理由も頷ける。
チャーハンは自分の好みではないけど、酢豚とかニラ玉はしっかりと美味しい。
他のメニューも食べてみたくなったね。
鷺ノ宮の町中華…じゃない。
もはや創作中華の域、このニラ玉の美味さと独創性に、クリエイティビティを感じた。
すばらしいぞ。ごちそうさまでした。
トイレに行って、名言チャージ！
悲しむひまもないくらい毎日を夢中でいたい
そうだよなぁ。
あなたに逢えてよかった。ありがとう。
ああ、そんな台詞、言われてみたいよ…。
こちらは領収書。
支払は現金のみね。
■中華食堂 かめのお
【住所】： 〒165-0032 東京都中野区鷺宮３丁目２０−６ 彦坂ビル
【営業時間】
ランチ 11時45分～14時30分
ディナー 17時～21時30分
ディナー（日・祝） 17時～21時
ラストオーダーは閉店30分前。
＜採点＞
・一人でも入りやすい 度：10
カウンター席はなかったような…忘れた。
・ファミリーで入りやすい 度：10
食べログに「子供可」とある。威圧的な雰囲気も無く落ち着いてて、居心地がいい。
店内の内観。
おまけ。
配達途中に見かけた飲食店。
また食べ歩きに出向こう。
