チャーハン放浪記を記しておくか。
といっても、その日はチャーハンを食べる気分ではなかった。
鶴見駅のデカ盛りの名店「レストラン ばーく」で、ポークソテーを食べたいなと思ったんだけど。
朝の用事が終わらず、結局、京浜東北線で鶴見駅に着いたのは14時。
ばーくは閉まってるな…どうしよう…。
と、他のランチのお店を探してると。
「福盈門」というお店の酢豚が美味い、というグーグルの口コミがあったので、行くことにした。
お店に到着。
福盈門、読めないけど”ふくえいもん”と読むらしい。
メニューを拝見。
ランチメニューはあるけれど…酢豚定食はない。
グーグルの口コミで、酢豚が美味いとあったけどね。
若鶏唐揚げの特製ソースかけ定食も気になるが…単品で酢豚を頼むか。
黒酢風味らしい。
そしてチャーハンも大事だ。
漫画「美味しんぼ」に出てくる周大人も、「中華料理の基本は炒め物。チャーハンが満足に出来ぬ者は、中華料理の基本が出来ないということ」と述べたように。
中華料理屋の実力を測るにはチャーハンよ。
福盈門チャーハンという、お店の名前を冠したチャーハンがある。
これも頼むか。
そして餃子も頼んでおきたいな、焼き餃子だ。
待つこと、10分前後か、まず酢豚が来た。
うん、豚肉の旨味、甘酢ソースのコク、確かに美味い！
でも酢豚は、自分は練馬エリアに店を構える唐苑の「黒酢すぶた」が好きだからな…肉のホロホロ感がすごいんだよ。
だが、福盈門チャーハンは…。
うっめ、うめ～！
理性が飛んで野生化しそうになった。
パラパラとしたチャーハン、米の1粒1粒に火が入っている。
しかし、米のみずみずしさは失われていない…しっとり。
パラしとチャーハンだ、これは。
一宮駅のオムライス店「イーグル」も、パラシトチキンライスだったな。
solomeshi.netまた、チャーハンだけでもあっさり系で美味しいが。
上にかかってる餡と一緒に食べると、また別の美味しさだ。
あんかけのメインの具材である鶏肉、低温で調理したのだろうか、しっとりと水分を失っていない。
そしてタケノコ、えぐみが取れており、苦味や渋味を感じずに、コリットした食感がチャーハンのいいアクセントになってる。
こんなに具材たっぷりだと喧嘩しそうだが、鶏肉とタケノコの旨味も加わり、1つのチャーハンにまとまってる。
女性自身の2023年9月7日号に「至高の炒飯」特集があったけど。
その中で、赤坂璃宮の譚澤明氏が「具材はひと口ですべてが味わえるくらい細かく切ると、味わい深くなります」と語っていたように。
肉も野菜もタケノコもシイタケも、すべて小さ目のサイズにカットされており、米と混ざった時に複雑な味わいを繰り広げている！
また素晴らしいのが、この福盈門チャーハンの銀色の容器だ。
熱がなかなか逃げない。
ゆっくり食べたが、最後までチャーハンが冷めないように、どんぶり型で、素材も熱を逃がしにくいものを使ってるんだろう。
久しぶりにチャーハンで感動した。
チャーハン三銃士に加えよう。
1店目は練馬区の唐苑。
iine-y.com2店目はこの福盈門だ。
3店目は航空公園「セーラ」のオムライス、もしくは赤坂「KABUN NO KIMUCHA」のキムチチャーハンだな。
で、少し遅れてやってきた餃子だが。
うん、美味いな。
しかしどうだろう、餃子はハンバーグと同じで、挽肉を使う。
この挽肉ってのがね、なかなかどうして、難しいんだよな。
外はカリっとして、もっちりしてるし、肉肉しさもある。
でもどうしてだろう、肉のコク等が弱いような…。
その謎を調べるため、行儀が悪いが餃子の襞を開けて、中の餡を覗いてみる。
なるほど、ミンチ肉がぎっしりか。
つまり福盈門の焼餃子は、キャベツの甘味や生姜の爽やかさで勝負する餃子や、餃子の皮にスープ等の旨味を染み込ませるタイプではなく、肉で勝負だと。
となると、どの肉を使うかで餃子の味は大きく変わる。
例えば「探してでも食べたい 信州の隠れ家グルメ」というテレビ番組で、「天神餃子」というお店の肉餃子が紹介されてたけど。
このお店の肉餃子は、岩中豚を使ってるようだ。
そう、肉をメインにした餃子は、どんなミンチ肉を使うか、そして、ひき肉の旨味をどれだけ逃がさず火入れして美味しくするかが、重要だ。
だからハンバーグと同じく餃子も、お手軽な料理と思いきや、肉の旨味を逃さずに火入れできるか否かという点で奥が深いし、なかなか難しいんだよなぁ。
次は卵料理も頼んでみよう。
食後にアイスコーヒーもサービスしてくれた、嬉しいねぇ。
トイレで見かけたぐるなびの標語？スローガンか。
店内広いから、歓送迎会とかもできそうだね。
上海蟹とか、みんなで食べてもよさそうだ。
いつもソロ活一人めしの自分には、縁がないけれど…。
ソロだからランチコースメニュー、頼めなかった。
2人以上からみたいだ。
帰りに見かけた、この店も少し気になるな。
■福盈門 鶴見本店
【住所】：230-0051 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央１丁目７−１１
＜採点＞
・一人でも入りやすい度：10
（テーブル席で食べた）
・ファミリーで入りやすい度：10
（テーブル席が多いし、店内は広くて座席の間隔も広く感じたので。子連れではないけどファミリー客もいた）
営業時間はこちら。
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「デリカフェ・キッチン大阪 mido」の口コミを追加。
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— 令和の寅次郎 (@reiwatorajiro) September 5, 2023
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