久しく担々麺を食べていない。
最後に食べたのは「雲林坊(ユンリンボウ)北千住東口店」かな。
solomeshi.net正直、担々麺は巡っても、既に双璧が存在するので、その店との比較になってしまう。
その双璧とは。
まず、汁無し担々麺は、名古屋「杏亭」だ。
iine-y.com@anzutei_nagoya は、やはりもう営業していないのだろうか?
kaiten-heiten.comそして汁あり担々麺は、三重県四日市「博多JIRO」の胡麻とんこつ担々麵。
iine-y.comこのお店はまだ営業しているよ、また食べに行きたい。
東京で何店舗か担々麺も食べ歩いたが、この2店舗に敵う担々麺のお店は、なかなか見つからない。
だがその日は、杏亭に匹敵する担々麺かも?
と思った店だった。
それが神戸・三宮にある、ミシュランのビブグルマン獲得店「KOBE ENISHI三宮」だよ。
三宮バスターミナルからのアクセス方法は別記事でまとめた。
iine-y.comSUNPLAZA(さんプラザ)飲食街入口を降りた地下1階、すぐの場所にあった。
火曜日の19時10分、並ばずに入店できてラッキー。
まずはメニューを拝見。
やっぱり汁無しだよな。
鶏白湯担々麺、汁ありもあるみたいだけど。
映え、も意識しているのだろうか、肉チーズ担々麺というメニューもあるが…2500円は、高いでしょ。
おっ、スパイス肉汁から揚げ、もあるね。
唐揚げはたくさんはいらないけど。
180円で少量追加できるセットもある。
ダイブ飯セットというのもあるぞ。
デス麻辣はいらないな…よし、サイドはダイブ飯とから揚げ、この2品を追加だ。
お酒やドリンクも充実しているけど、まあいらないか。
注文後。
10分も経たなかったかな、やってきた。
いざ、担々麺を実食。
う、うまーい!
平打ち麺に・・・玉ねぎ、カシューナッツ、肉味噌、パクチー(それとも水菜か?)、しそ漬がいい感じに絡み合う。
いいぞ、やっぱりそうだよね。
名古屋の杏亭や想吃担担面も、平打ち麺を採用しているように。
具材をしっかり絡めとるには、太麺だよな。
もちろん、細麺でも表面に粘り気があったりで、具材がよく絡む麺の場合もあるけど。
しかし細麺だと、小麦の甘味と旨味、その他具材の、重層的な味わいが弱いケースもある。
辛さと痺れは10段階で選べるが、自分は辛いのはそこまで強くないので、辛さは4、痺れは5にした。
素晴らしい、辛さだけではない、甘味のようなものもしっかりくる。
甘味と辛味の両立、これこそ、俺が名古屋の杏亭で感動した味だよ。
杏亭とは少し味は違うけど、似てる部分も感じる。
しかし、隣の女性客が、2人組ともなぜか、玉ねぎを抜きにしていた。
玉ねぎいらないの?健康にいいのにね。
と思って、玉ねぎだけ食べると。
うーん、確かに。
まあ玉ねぎ単体で食べる必要はないにせよ。
自由が丘バーガーで食べたハンバーガーに挟まっていた玉ねぎ同様に。
solomeshi.net火を通してないからかな。
辛み成分である硫化アリルは減っているだろうが、玉ねぎの甘味が引き出されているとはいいがたい。
少し苦味も残っている気もする。
だから、玉ねぎを抜きにされたのではないだろうか?
清涼感をプラスするために、敢えて火を通していないのかもしれない。
玉ねぎの辛味や苦味によって、こってりした味を中和するっていうね。
玉ねぎを炒めると、甘味が強くなりすぎるからか?
いや、でもよ…それは、辛味と痺れで、調整できる気もするが。
何にせよ、肉味噌や、しそ漬ほど、味のアクセントに玉ねぎは貢献してないかもな。
また、残念なのがサイドメニューだ。
唐揚げは「肉汁あふれる!」と書いてあったが、唐揚げの断面をよく見てほしい。
カピカピで乾燥している、肉の瑞々しさが失われている。
大阪王将の唐揚げとも似ている気がする。
solomeshi.netスパイスでカバーできるかもしれないが、この唐揚げは個人的には、及第点に達しているとは言い難い。
そしてダイブ飯だ。
これも、米の表面をよく見ればわかるが。
仏壇に供えるご飯(仏飯)のように、乾燥している。
来た時点で湯気も立ってなかった。
食べると、米の温度の低さを感じる。
この店ではないが、滋賀県東近江市「ごはん屋KITAYA」のステーキカレーライスもそうだった。
solomeshi.netせっかく、カレーは甘味を中心に、辛味と酸味がほどよく味の深みを加えている美味しいカレーと、肉の旨味も加わっていた。
しかし…カレーの温度の低さ、また、米の温度の低さを感じた。
もし、火入れが適切で、温度が高ければ、新宿のモンスナックのカレーに比肩する美味さだっただろう。
同様に、エニシのダイブ飯も、米が熱々だったら、美味かったはず。
温玉の冷たさをカバーするほどの熱々のご飯だったら。
担々麺が残った後の汁を絡めたねこまんまも、最高だったのに。
その点でやはりまだ、杏亭の方が自分は好きかなぁと、思っちゃったりね。
杏亭の汁なし担々麵の汁に、ご飯ぶっかけて食うの、うめーからよ。
杏亭は戻ってこないのだろうか。
思い出にしたくない。
get back in my love、山下達郎の歌にあるよね。
youtu.be山下達郎は、公式が見当たらなかったので、島谷ひとみで。
島谷ひとみバージョンもいいい。
ヤマタツは最近、炎上してたけど。
anond.hatelabo.jpゲット・バック・イン・ラブ、だよ。
GET BACK IN LOVE AGAIN、想い出は欲しくない。
杏亭を取り戻したい。
「KOBE ENISHI三宮」は、取り戻せる。
それぐらい、担々麺は美味しかった。
唐揚げと米はもう少し頑張ってほしい。
炎を纏わせて、温度を上げてくれ。
■KOBE ENISHI 三宮
【住所】:〒650-0021 兵庫県神戸市中央区三宮町1丁目8−1 さんプラザ地下 1F - 013
<採点>
一人でも入りやすい度:10
(カウンター席のみだったと思う)
ファミリーで入りやすい度:4~6
(威圧的な雰囲気とかはないけれど、お子様メニューはなさそうなので)
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