昼は池袋の「山源」というお店で、たらふく食べたので。
夜は軽めに、蕎麦かな。
と思って検索して出てきた「柳川家」というお店。
練馬駅から、「練馬北町車庫」行きのバスに乗る。
こちらはバス路線図。
国際興業バス 練馬営業所 運行系統図
練馬北町車庫行きは「練95」系統で。
本当は「赤01」とか「赤01-2」「赤85系統」に乗って、「環八若木二丁目」というバス停で下車した方が、柳川家まで550mで近いんだけどね。
自分は練95系統のバスに乗ってしまったので、「練馬北町車庫」へ向かった。
途中「平和台一丁目」のバス停で降りようかと一瞬、迷った。
タイ料理の「バンハオ」とか、「グリルマツモト」とか、あったからね。
でも当初の予定通り、終点の練馬北町車庫まで向かう。
そこから、徒歩で800m、意外と遠いね。
歩いて到着。
東武練馬駅からアクセスしたほうがおそらく近いだろうね。
そして店内はほぼ満席、19時20分前ぐらいだったけど。
なんとか1つ、テーブル席が空いてたので着席。
あまやどり
夕立あとの
すずやかさ
もういちまいねと
せいろそば
座ってから気付いたが、入り口付近に素晴らしい短歌があった。
もう1枚ね、か。
いいね、せいろそば、たらふく食べようかなぁ。
さて、メニューを拝見すると。
なかなか種類が豊富だね。
事前に「カレーが美味い」という情報を得ていたので。
そばとカレーのセット、カレーライスセットにしよう。
待ってる間、ルチンについて勉強。
●ルチンの力
そばに含まれるポリフェノールの一種のルチンという成分が注目されています。
ルチンは毛細血管を丈夫にして収縮作用を高め、動脈硬化や高血圧、出血性の病気を予防する効果があります。
ルチンは水に溶け出す性質がありますので、そば湯を飲むとよいでしょう。そば粉の料理なら、つゆまで飲めるものにするとルチンの効果がムダなく得られます。
板橋区保健所
ルチンについては「味処 仲勝」でも、毛細血管を丈夫にするとか書かれてたのを見かけたけど。
solomeshi.net水に溶け出す性質があるのは知らなかったね。
さて、待つこと10分ぐらいかな、来たぞ。
「日本の山」という本があったので、読もうと思ったけど、読んでる暇なかったな。
蕎麦をずるずるーっと、美味い!
のど越し、蕎麦のもっちり感とコシ、いいじゃない。
美味しんぼ38巻で紹介されてた、モチモチプッチンという食感に近い。
(引用元:美味しんぼ(38)[ 雁屋哲 ]p87)
滑らかな麺をすすり、歯を立てると、ほどよいモチモチ感が食い込み、プッチンと噛み切ると、蕎麦と小麦の旨味が広がる。
つゆをあらかじめ入れてくれていて、そして、少な目なのもいい。
わかってるねぇ、蕎麦はこうでなくっちゃ。
つゆにどっぷりそばを浸すなんてのは、無粋だし、蕎麦の味を楽しもうという気がないよね。
6月初旬に行った池袋の蕎麦店「宮城野」より好きかも。
宮城野の方が高級感とか、蕎麦粉の含有量も多い気もするんだけど。
量が少なくて、もったいなくて、なんか一気にすすって食べれなかったからね。
ただ、のど越しのいい麺はいいんだけど、もう少し麺を冷水で締めてほしいところか。
少しぬるさを感じた。
いや、この温さが逆にいいのかな。
でも個人的には、うどんでいうと「ひやあつ」よりも「ひやひや」が好きだからね。
あと天かすはいらないかな。
食べると、古い天かすな感じがした。さくっとしておらず、ムニュッとしてる。
そしてカレーだ。
うむ、これも美味いぞ!
幸福の黄色いカレー、の部類だろうか。
甘さが強めだが、しつこい甘さではなく、そして後からほんのりした辛さが追いかけてくる感じだ。
玉ねぎがしっかり柔らかい、繊維や筋のような食感が一切ない。
メイラード反応が起きているか?
生のままやったら
強い刺激臭と辛味を持っとるタマネギも…
※加熱することによって最高の甘味と芳香を引き出せる…
カレーの味の9割が… それをどこまで引き出せるかっちゅーても過言やないで!!
※ショ糖の50~70倍甘い物質プロピルメルカプタンが出来て甘味を創り出す。
(引用元:華麗なる食卓 5 [ ふなつ一輝 ]p82)
いや、でもメイラード反応は100℃以上必要という話もあるし。
www.oilyboy.info ただし、水に浸った物質の温度は100℃を越えませんので、この状態、つまり玉ねぎを煮た状態を長く続けていてはカラメル化反応、メイラード反応のいずれも進行しません。なぜなら、これらの反応は150℃以上の温度領域で進行するものだからです。ですから、ゆっくりと水分を蒸発させ、煮る状態 (100℃)と焼く状態 (100℃以上)が両立する状態を保ちます。しかし、やがては水分が蒸発し切り、また鍋底にカラメルがこびりつきますので、そのタイミングでまた水を加えてやります。これを繰り返すことで、焦げつかせる、つまり炭化させることなく2つの反応を効率的に引き起こし、飴色に輝く玉ねぎを手に入れることができるのです。
玉ねぎを煮込んで柔らかくすることはできるが、100℃以上にしてメイラード反応を引き起こすのは難しい気がする。
玉ねぎだけでないとしたら、この甘味とコク…どうやって実現しているのかな。
ラーメンも提供しているみたいだから、もしかして、蕎麦の和風だしを作る際の昆布や魚介系の出汁以外に、鶏ガラとかも混ざっているかもしれないね。
「丼なもんだい!」という漫画にも、Wスープの要領で美味しいカレー丼を作ってたし。
(引用元:丼なモンダイ! 1 [ 花形怜 ]p85)
この柳川家のカレーは、肉が意外にもゴロゴロ入ってた。
そう、豚肉も入ってたし、鶏肉も入ってた。もちろん野菜も。
料理で出てくる端材を使ってるんだろうね。
鴨が入ってくれてたらと思ったけど、それはないか。
肉がこれだけ使われるということは、すなわち、カレーを作る際に肉系の出汁も入れているかもしれない。
小麦粉か片栗粉も入れているのか、とろみもあった。
池袋の天成のカレーを思い出したね。
solomeshi.net天成の方が辛さが強くて大人な味かな。
蕎麦屋のカレー、侮れない。
満足だ。
平日でも満席になる理由がわかるね。
帰り道、「朝日屋」という別の蕎麦屋も見かけたので、今度はそっちに行こうかな。
「京味峠」っていうお好み焼き屋も美味そうだったけど。
■そば処 柳川家
【住所】:〒175-0083 東京都板橋区徳丸1丁目17−1
<採点>
・一人でも入りやすい度:10
(カウンター席はなかったような、テーブル席で食べた)
・ファミリーで入りやすい度:10
(3人組の子連れ客を見たので)
店内の内観。
トイレは何とウォシュレット付きだ!
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「ボンベイ西口店」の口コミを追加
昭和43年4月25日、故 #鈴木忠夫 氏が創業したという #ボンベイ のカレー、美味すぎた。ポークカレーの得体の知れない美味さは何だろうか… #クミンシード だろうか、苦味もあるような、でも不快な苦味では一切無い。 / “柏駅西口のレジェンドカレー店「ボンベイ西口店(ヒ…” https://t.co/bWymlf9Pue
— 令和の寅次郎 (@reiwatorajiro) August 18, 2023
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